ビブラートをきれいにかけることができたらヴァイオリンの練習も楽しくなってくるでしょう。
大前提としてあげられるのは、ビブラートが上手になるには、ボウイングが安定していることです。
また正しい構え方ができていなければ、きれいなビブラートはかけることができません。
これは本当に大切です。
≪ビブラートはコントロールできなければいけない≫
そして、ビブラートはただ何となくできたという何となくのテクニックでは、きちんとした意思を持ってコントロールできていないので意味がありません。
ビブラートの速度、大きさを確実にコントロールできているかが重要です。
手が勝手にかけているようではだめです。
ビブラートは、自分のイメージする音色を表現するためのものですので、強さや幅、スピードをコントロールできなければその表現は出来ません。
ビブラートをコントロールできるようにする練習方法をご紹介します。
その練習を重ねればきっとビブラートが上手にかけれるようになるのです。
例えば、音階でビブラートの練習をします。
1拍に何回ビブラートを入れるか決めて練習します。
実際に1拍に何回ビブラートを入れているか理解していないまま練習している人が多くいます。
こうしたビブラートの練習は速度を確かに自分でコントロールできるようになります。
曲が早くなっても、ゆっくりになっても対応できるようになるのです。
メトロノームなどを使っても良いでしょう。
この練習を重ね、曲の中でビブラートが使えるようになるには時間がかかりますが、しっかりビブラートの速度がわかってくれば確実に上手に弾けるようになり、違いが出てきます。
音程とビブラートの回数をコントロールすることは、非常に有益な演奏アプローチです。
また、音を長くキープするロングトーンの練習も基礎ですがとても重要です。
上手な人は、必ずロングトーンの練習を重ね、基礎を磨いています。
プロの人でもです。
こうした基礎を確実に練習していくこともビブラートの上手なコントロールにも繋がってきます。
ぜひ毎日の練習に取り入れてほしいと思います。