ヴァイオリンを始めてみたい
「ヴァイオリンを始めてみたい」、または「子供にヴァイオリンを習わせたい」と考えているならば、それはとても良いことだと思います。その気持ちを大事にして欲しいと思います。
ヴァイオリンと聞くと、ピアノのようには簡単に始められそうもない、とっつきにくそう、などイメージもあるようですが、とても奥深く面白い楽器です。
篠崎さんのご両親は共にヴァイオリンの先生で、「神が万人に与えた人間の娯楽である音楽」に触れてもらいたいという気持ちで教室をやっていらっしゃるそうです。
その、誰しもが楽しめる音楽でヴァイオリンの音色を奏でてみると、生活の中に楽しみが1つ増えるのではないでしょうか。
まずヴァイオリンを始める前に、覚えていて欲しいことがあります。
それはとても大事なことです。
ヴァイオリンは上達していくことでより楽しみが増えていきます。
ただ、上達するためには、基礎の部分を時間をかけてじっくりと焦らず進めていくことを忘れないで欲しいのです。
例えば、何か月も1stポジションの練習を続けたり、正しい姿勢や持ち方を体に馴染ませるために常に気をつけたりと、思ったよりも先に進めていないような気になったりします。
なのでヴァイオリンを始めてすぐは、同じような練習で飽きてしまうこともあります。
そうならないためにも “ヴァイオリンの基礎練習の意味”をしっかりと受け止めて始めてみて下さい。
とくにスケール(音階)の練習は、その取り組み方次第で、その後に大きな差が開いてきます。
綺麗な音色を出すにも、巧みな演奏をするためにもとても大事な練習です。
ヴァイオリンが上達していく本当の楽しみをぜひ感じてほしいと思います。