ヴァイオリン上達のコツ
ヴァイオリンの練習を重ねるごとにもっと上達したいという思いは強くなっていきます。
上達には欠かせないものがあります。それが、楽器の構え方、姿勢です。
これは基礎の基礎ですが、この基礎の段階で間違ってしまっていると治すにも時間がかかり、話にならない状態です。
どちらも基礎すぎて簡単なことのようですが、基本というのが実は奥深くてとても難しいのです。
まずは、きちっと正しいヴァイオリンの載せ方(持つというイメージではなく)、正しい姿勢であるか確かめてみましょう。
その上で、ヴァイオリンの上達にはボーイングと音階練習(左手の練習)がとても大切です。
ボーイングはプロの方でも、弦の上を真っ直ぐ、同じ圧力で弓が動かせるようになるまでただひたすらに練習をされるといいます。
音階練習も指が音列のパターンを覚え、指の動きや並びを体が覚えることで、どの調の曲でも弾けるようになります。
ヴァイオリンが上手か下手かは、このボーイングと、指が音列を習得しているかにあるとも言われるくらいです。
これらの練習はつまらないと感じるかもしれませんが、毎日続けることで力強い土台になっていくのは間違いないのです。
将来、確かに活きてきます。
練習の工夫も良いでしょう。
基礎練習の部分は重点的に正しく行い、練習曲をさらい、ヴァイオリンを楽しむために最後は好きな曲を弾く。
毎日単調な練習の中にも何か楽しみをつくるのは、良いことだと思います。
早く上達したくて遠回りな練習をしている人は多いです。
最初からテンポを速めたり、いきなり曲を弾こうとしたり。焦らずに運指と弓を十分に確認しゆっくり練習しましょう。
こうしてじっくりと練習することが本当は上達の近道なのです。