表現力を身につけたいというのは、ヴァイオリンを上達したい!と願う人にとてもおおい思いです。
ヴァイオリンについての悩みや上達したいことをメールで教えてくださる方の中に頻繁にみられるのが、この「表現力」に関することです。
悩みの中には、「音色の表現方法がわからない」、「深い表現ができるようになりたい」、「聴いている人をひきつけることができるような表現力を養いたい」、「幅広いヴィブラートが上手くできないので音の表現力が狭く感じる」。。。などたくさんの声が寄せられています。
本当に多くの方が悩まれていることが伝わってきます。
表現力を上げるためには、まず楽譜に書かれていることを正しく理解することです。
楽譜を眺めるだけではなく、読むようにするだけでも今よりも確実に表現力が豊かになります。
それには、やはり作曲家の曲に込めた思いを理解する、作曲家ごとの表現の違いを学ぶことなども大切です。
例えば、楽譜にf(フォルテ)と書かれていても、それは全て「強い」を表すわけではないこと、時には「暖かい」と表されることもある、曲やフレーズによって表現も違ってくること、そういったことを知っておくだけでも演奏の幅は広がります。
ですが「暖かい」を表現しようと思っても、自分の中でどんな音か知らなければ想像すらすることができません。
音にする時にも、自分が経験したことのない音は出てこないのです。
そして演奏の表現力は、“感情”ということにおいても良し悪しが左右されてきます。 感情を込めることは大切だけれども感情で弾かないのだと篠崎さんはおっしゃっていました。
また、初見能力や読譜能力などが全て体の中に染み込むことで、演奏にも余裕が生まれ表現力も出てくるそうです。
教材の中でも表現力にいては他にもいくつものポイントがあり、“表現力をアップさせる方法”として紹介しています。
表現力を身につけるにはどうしたら良いのか、その答えがきっと見つかると思います。
篠崎さんの伝えたい表現力とは?、その表現力を向上させる方法とは、ぜひじっくり学んでほしいと思います。